楽しんでいる状態のメリット その2 「ポジティブになれる」

楽しんでいる時というのは基本的にポジティブな考えが生まれます。というかポジティブだからこそ楽しめている、とも言えます。

では何故ポジティブになると良いのか?

僕は普段の生活で瞑想を取り入れてるんですが、その時に顕著に現れるのが様々な思考です。人間は一日に6万回思考すると言われていますが、落ち込んでいたり気分が沈んでいる時にはネガティブな思考が繰り返し現れます。

もちろん、人間が成長するためには過去の失敗や将来の不安について考える、つまりネガティブになることは必要なのですが、ことギターの演奏中にはその必要は全くありません。

音楽というのは時間の芸術です。0.0000何秒という時間を紡ぎ合わせて作るものなんです。そんな時にネガティブに考えている暇なんてあると思いますか?ないですよね。

例えばあるフレーズを失敗して「あー失敗してしまった!周りの人の反応はどうだろう…、次は失敗しないようにしないと。そうか、緊張してるから失敗したんだな、緊張を解くためにリラックスしよう」なんて考えが浮かんできたとします。一見建設的な思考で良いような気がしますが、演奏中にこういうことを考えるのはまったくもってナンセンス、愚かです。

演奏中は先述した考えの冒頭「あー失敗してしまった!」ということですら考える必要はありません、というか考えていたらダメですね。

やることは一つ、音に集中する、ということ!で、この状態になるためにはネガティブでいるよりもポジティブな方がいいんです。

何故ならポジティブとはネガティブでない状態とも言えるからです。「あー失敗してしまった!」と考えない状態、失敗しても何も気にしない状態、これがポジティブです。つまり思考回数そのものが少なくなるんです。その結果、演奏中に音に集中することができます。

以上がポジティブな思考のメリットでしたが、「じゃあどうやってポジティブになったらいいんだ」「わかっちゃいるけど失敗を気にしてしまう」という人もいると思いますので、その辺についてはまたブログの別の記事でしっかり書きたいと思います。

次回は音に集中するという部分をもう少し掘り下げた内容を載せます!

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この記事を書いた人

大阪府東淀川区淡路で展開する「さかおギター教室」の代表であり、自身も講師として活躍している。またギタリストとしても関西を中心に活動中。今までに200人以上の生徒を指導、人当たりの良い性格とロジカルなレッスン内容で一人一人に合ったオーダーメイドなレッスンに定評がある。

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