今回は結構大事ですよ!と言っても今までの記事も大事ですがw
感性っていうのはすごく大事です。例えば味覚なら、ものを食べて美味しい又はまずいと感じることですよね。もっと言えば「これは塩だな、砂糖だな」と判別できる、さらに深いレベルだと「どこどこの塩をどのくらいの量使っている」ということまでわかると思います。深いレベルで判別できればできるほど、その情報を頼りに自分が料理をするときに応用できます。
これと同じことが音楽にも言えます。音楽ならもちろん聴覚ですよね。
音量、音色、音階、音価、ハーモニー、リズム、etc…
これらを感じることが出来れば自分でもそれを応用した演奏が出来るようになります。
逆に言えば感性が乏しい人は演奏内容も薄くなる可能性があります。「赤い」という感覚を知らない人がリンゴを書けないようなものですね。
では楽しんでいる状態だと何故その感性が鋭くなるのでしょうか?人間の脳はいらない情報と必要な情報を判別し、後者の方がより記憶に残りやすい、ということがわかっています。楽しいことやビックリしたことをよく覚えている、という経験はないですか?それがまさにこのことで、何らかの感情が高まった状態の出来事は記憶に残りやすいんです。そして記憶に残りやすいということは、必要な情報を脳が逃すまいとして感覚が研ぎ澄まされている状態でもあるんです!なので、楽しんでいるような感情が高まっている状態が良いんですね。
さて、理論だけ聞くとネガティブな状態でもある意味感情が高まっているので良いのでは?と思うかもしれません。たしかに、過去の辛かったり悲しい思い出もよく覚えています。それでも楽しむことと比べるとネガティブなことはダメです。理由はネガティブな感情は自己を防衛する方向へ導いてしまうため、逃げることや何もしない、という行動を取ってしまうからです。緊張で体が固まってしまったり鬱で引きこもったりしてしまうのも一種の自己防衛ですね。
ということで演奏する上で感性を高まらせることが非常に大事で、そうするためには楽しんでいる状態でなければいけない、という結論になります!
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