演奏者が自身の演奏を楽しんでいる時、その姿はとても魅力的に映ります。考えてみればとても当たり前のことなんですがブスッとした顔でふてくされた態度の人と、いつも笑顔で明るい態度の人と、あなたはどちらと友達になりたいですか?と問われれば大多数の人が後者を選ぶと思います。演奏系のYouTuberの人が無理にでも笑顔を作って演奏していたりするのも視聴者に好印象を与えるためです(ただし、後述しますが作り笑いというのはあまり良いものではありません)
人が楽しんでいる姿が魅力的に映る理由としては
1.笑顔になる
2.顔が上がる
3.動作に迷いがなくなる
といったことが挙げられますが、全てその真逆のことを想像すればいかに大事なことかわかると思います。演奏を聴くだけでなく見るということはお客さんにとって演奏を見ることでリラックスしたい、興奮したい、希望をもらいたい、などのプラスの欲求があるのです。それに対して、顔を下げてしかめっ面で、しかも迷いながら演奏する姿を見せてしまうとお客さんを不安にさせたり絶望感を与えたり、マイナスの感情を返してしまうことになります。
また、嘘の笑顔や動作はバレた時の代償が大きすぎるのでやめた方がいいです。何故なら、バレた瞬間にお客さんは「裏切られた」と感じ、一切の信頼関係が失われるからです。そこは演奏を聴いてもらう以前の問題だと思っているので個人的には一番重視しています。嘘の笑顔を振りまくくらいなら多少笑顔がなくなっても一生懸命演奏に集中している方が何倍も良いです。
そうは言っても、人間ほんとに楽しい時には笑顔になるものなので、演奏中にずっと難しい顔をしてしまう人はまだ練習不足で余裕がないから?とか自分が本当に好きな音楽をやれているのか?とか、色々と自己分析してみるのもいいことだと思います。
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