今回は、練習のやる気が出ない人に向けての記事になります。でもそれだけじゃなく日常生活の色々な場面に使えると思いますよ(^^)
「上手くはなりたいけどやる気が出ない…、上手くなりたいのに…なぜか練習する気が起きない、どうしてなんだろう?」まずこういう気持ちがあります。
ここで普通はやる気を出すためにどうしたらいいか、まず原因を探ってそれがわかったら改善策を考えるんですが、僕のオススメする考え方は、練習したいのにやる気が起きないのではなく「そもそも練習したくない」という動機があるということを認識する、これです。
え?でも練習したくないなんて思ってないよ?やらないといけないけどやる気が起きないだけなんだ…
と反論される方もいると思います。というかほとんどの人がそうだと思います。
実はこの考え方、アドラー心理学という心理学の目的論という考え方なんです。つまり「練習したくない」という目的が先にあって、その口実に「やる気が出ない」という気持ちを使っているのです。また、「練習したいのに、しなければいけないのに」と思うことで自分は怠け者ではない、やりたい気持ちはある、という風に自分を正当化しています。
もっとわかりやすくいうと、例えば外に出かける予定があったのに雨が降っていたとして、「雨が降っているから今日は外出を中止にしよう」という考え方は目的論的に言うと、「外出したくないから雨を理由にして外出を中止しよう」ということになります。
つまり、アドラー心理学は結構自分に厳しい考え方になります(^_^;)でもって、誤解されやすいポイントが2つあるので勘違いしないでいただきたいので説明します。
まずこれは単なる精神論ではなく、科学的な統計などに基づいた心理学である、ということです。なのでオカルト的な要素はありません。 (訂正、どうやら筆者の勘違いのようで科学的なデータに基づいた心理学ではないようでした、申し訳ないです。ただ論理的に筋は通っており、個人的には好きな考え方です。)
もう一つは、科学的な根拠に基づいてはいるもののアドラー心理学は絶対的な真理といったものではなく「こういう考え方をした方が便利だよー」というニュアンスであることです。原因論を否定しない、ということです。
ギターの練習だと「やる気が出ないのはドーパミンが少ないせいで、日光にあたったり運動すれば改善する」という科学的な根拠に基づいた原因論、これもまた正解なんです。
え?どっちも正解っておかしくない?と思われるかもしれませんが、要は答えに至るまでの過程の違いであると思います。1+2+3という問題があるとして、先に1+2をしてから3をたすか2+3してから1をたすか、みたいなニュアンスですね。どっちも正解なんです。
だから僕も他人に対して目的論の考え方を強要しないし、「この人は今言いわけしてるな、やりたくないだけなのに」と考えたりもしません。
ここから、じゃあやる気が出ない時は具体的にどうすればいいのかを説明します。
要はなにかをやりたくない時はやらないことわ正当化するためにあれこれ考えてしまいます。「仕事で疲れてるし…、たまには休むのも必要、やりすぎたら手を怪我してしまうかもしれないし」などなど、邪念がどんどん浮かんできます(笑)
その邪念に対処するには、とりあえずやってみたらいいんです!「何かやるかやらないかで迷ったらとりあえずやる」これを実行すると結構うまくいきます。僕も何か迷って上手くいってない時はこの考え方を意識するようにしてます。また、余計なことを考えないように瞑想したりもします。
もっかい言います。迷った時はやれ!
やったれ!
シンプルでいいでしょ笑